団塊の世代の生き残りです。高齢者住宅で暇を持て余しています。死ぬのを待つばかりの私どもには建て前に逃げる必要がありませんので、思っていることを本音で吐き散らすことを思いつきました。『空気の読めない人』になります。
当時、ワタシはＩＴ系の自営業をしており大きな取引先は神戸市東灘区にありました。ミニコンで動いていた水道の水利計算のプログラムをエクセルＶＢＡで作り直す仕事でした。そのミニコンがそろそろ壊れそうで古いミニコンなので買い換えが出来ないのです。500元程度の非線形連立方程式のプログラムをパソコンのエクセルで動かす。客先担当者も技術士、私も技術士でしたので「やったろかい」ということになったのです。データをエクセルのシートでつくりますので入力工数がメチャ楽になります。社長も副社長も技術士だったのではは言い値で受注しました。結構大きな額でした。が、作って動かさなければお金は入ってきません。ちょっと詳しく仕事の説明をして、退屈な方にはお詫びしますが、私の仕事の話は娘にしたこともなく旦那も知りませんので、この際、すらっとでも話しておこうと思ってしまいました。すみません。この際ついでに話します。同業の方にはなにゆうてんねん、という方もおられるかと思いますがワタシは販売管理や在庫管理以外にも技術計算開発も守備範囲だったのです。収入は平均的な方の２倍はありました。 で、当然仕事は棚上げです。
最寄り駅はＪＲ住吉駅でしたが電車は止まっており国道２号線を徒歩で通いました。国道沿いには肝っ玉母さんが並び、おにぎりの差し入れをしてくれました。道路には瓦礫が散乱、車だけでなくバイクも通行できない状況です。１月２３日に阪神電車が青木まで開通したとのことで武庫川-青木間は阪神電車を使わせてもらいました。事務所の作りかけたプログラムはどんな状態か、や、事務所に散乱した資料を片付けの手伝いをしたりしました。
(済)
