kumorijunのブログ

生きすぎてしまった人生の帳尻合わせですか

伝票会計のプログラムを作る(6) おじんEulerHepjeanの余生の過ごし方その030-会計-20240506-1200

 私はこのブログで役立つ簿記を解説することでそのシステム化の過程を辿ることを思い描いています。


で、システム化の最初の一歩をどうするか考えたのですが、こうすることといたしました。


 
これはリレーションシップ図と呼ばれるもので、業務に使用されているテーブルやビュー(クエリ)のつながり具合を表現しています。実は、ストックとしてのテーブルをうまく設計し、フローとしてビューをうまく使えば実プログラムは半分以下に抑えられます。
それを実感していただくためにここからスタートすることとしました。図をクリック願えればすこし大きく表示されますが、tblで始まるのがテーブル、qryで始まるのがクエリです。テーブルとしては業務上の発生データとマスタ類に限定します。『正規化』が必要なのはテーブルでクエリはそんな制限は受けません。業務が組みやすいように多いに重複させればいいのです。
図の中央の一等席に「tbl仕訳見出」と「tbl仕訳明細」が見えますがこれは入力伝票フォームのレコードソースではありません。連結フォームのソースとなるのは
「qry仕訳見出Sel年月」と「qry仕訳明細」です。ただこれらは【更新可能クエリ】である必要があります。「qry仕訳見出Sel年月」の末尾に「会計年月」という項目がありますが、これは「仕訳日」の年月部分をFORMAT関数を用いて抽出したものです。伝票の表示条件に使用しますが、もしこれを入力項目としたら年月部で齟齬が発生する可能性があり余分なチェック作業が必要になります。もう1つ「qry仕訳明細」には「借方」「貸方」がこれは貸借区分によって「仕訳額」をどちらかにコピーしています。このクエリの仕組みによって総勘定元帳への転記が一瞬化されます。プログラムを書くことだけがシステム化ではないのです。


以下にもこういうレベルのお話を続けることになると思います。


♥♥♥♥♥♥♥♥♥♡♥♥♥♥♥♥♥♥♥♡♥♥♥♥♥♥♥♥♥♡♥♥♥♥♥♥♥♥♥♡♥♥♥♥♥♥♥♥♥♡♥♥♥♥♥♥♥
著作者情報・・・というほどではありませんが・・・
芸名 Euler HepJean 理学修士技術士
現況 75歳。高齢者施設で車椅子暮らし。孫と外食散歩したく自主筋トレ中…
   あァ若いころはSEとしてIBMに勤務してました。
メール fukjun13@gmail.com
(済)