団塊の世代の生き残りです。高齢者住宅で暇を持て余しています。死ぬのを待つばかりの私どもには建て前に逃げる必要がありませんので、思っていることを本音で吐き散らすことを思いつきました。『空気の読めない人』になります。
おトンは64歳で亡くしました。苦労して大学まで行かせてもらったのに何一つ恩返しが出来ず仕舞いでした。朝早く家を出て夜遅く帰宅しますので話す機会は少なかったです。
歌がうまい、と母親から聞きました。が、聞いたことはありませんでした。お富さんという唄があります。「げんやだなってなんや～」って聞いたら「飲み屋のことや～っ」と教えてくれました。また「ちょっと待ってとリャンコがとめる～」なんて唄もあった-これも春日八郎か？-と思いますが「リャンコってなんや～」と聞いたら、「侍のことヤ～」と即答えてくれました。なんの話をしてたんヤ～っと聞きたくなりました。ホントに会って聞きたいと思います。多分母親もそばにいるかも・・・母親は88歳まで生きました。
15年離れてますので、別のおなごはんがそばに居るかもしれません。行きたくない気もする～
もうやりたいことはやり尽くしましたのでホント死ぬのは怖くありません。ですが、臨終の際には「死にたくな～い」と叫んで皆を笑わせてやりたい、と思っています。
(済)
